「サンゲリア」★★★☆☆3.5点
2005年1月22日 映画南国の島を舞台に繰り広げられる、ゾンビ対人間の壮絶な闘いを描いたホラー。謎の疫病が発生し次々に死んでいく島の人々。やがてゾンビとなった彼らが人間を襲い始める。
「この映画を<罪>と呼ぶなら、あなたは<共犯者>だ!」
(DVDパッケージより抜粋)
この文句は一体何なんだ・・・!?
「ゾンビ」を観た後から見たくてたまらなかった映画。
今回は運良く某レンタル店のガレージセールでオリジナル完全版のビデオを入手することが出来て非常にラッキー。
監督がイタリアン・スプラッター映画で有名なルシオ・フルチ。そして「ゾンビ」のパクり映画という話は聞いていたけど、いざ鑑賞してみるとパクりシーンなどは殆どみられず、「ゾンビ」とはまた違った雰囲気をかもし出している作品だったと思います。残酷さに関してはこっちの方がむしろ上でした。
ちなみに原題は「ゾンビ2」。
普通なら1のはずなのにこれはやっぱり「ゾンビ」の続編にしたかったためなんでしょうか(笑)でも邦題は「サンゲリア」。
良かった点は、この映画は物語に死者を扱う宗教のブードゥー教を取り入れていたのが新鮮だったこと。というか、リアリティがよく出てました。舞台もモールじゃなくて島国だったし。そしてそれに合わせるような民族的な音楽も雰囲気出してました。あと劇中でクライマックス的なシーンに使われる効果音。「ゴアゴアゴアゴア〜」と聞こえてきます。
残酷描写に関しては流石フルチ監督(といってもまだこれが初めてなんですが)。
中でも自分が相当ビビりながら観た場面は
犠牲者の目玉に鋭い木の破片が刺さる恐ろしいシーン。
刺さるまでトコトンじらしまくるところが憎いです(笑
そしてゾンビのメイクは「ゾンビ」よりコワイ。
ハリボテみたいに乾燥したような皮膚がホント怖かった。
個人的には墓から蘇るミミズゾンビのシーンが印象深いです。
(ミミズゾンビとは目からミミズが沸いているゾンビのこと)
でも劇中ずっと暗いので細部までよく見えなかったのが残念。
その他の見所は、海中に何故かゾンビがいてサメとのバトルを繰り広げる珍シーン等。しかも動きが明らかにゾンビじゃない(笑
全体的感想として「サンゲリア」は「ゾンビ」には負けるけどゾンビ映画としては中々面白かったことです。
今後他の亜流を観ていくことになりそうだけど先行き不透明だ・・・。
ミミズゾンビのマスク売ってないかなぁ〜(ぇ
-----------------------------------------------------------
そういえば今、全米で人気放送中のパフィーをモチーフにしたアニメ「hi hi puffy」が本国カートゥーンネットワークで4月より一部先行放送らしいです!楽しみ。
コメント